幼なじみな僕ら。
















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夜10時。






体育館の前は、不気味なほどに静かだった。


ハルと話していたときよりも、ずっと暗くなっている。




外の風は少し肌寒くて。

オレは身震いをした。




・・・長袖の体操服、来てくりゃ良かった。








後ろから足をとがした。



・・・あっこだ。

そう確信して、オレは振り返った。








そして・・・ごくりとつばを飲み込む。












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