幼なじみな僕ら。










オレはあっこを軽く突き飛ばした。


あっこがオレから離れる。







オレは男の前に座り込んだ。

男をじっと見上げる。

男はオレを見下ろしたままだ。








そしてそのまま、地面につくんじゃねぇかってくらいに頭を下げた。















「本当に・・・すみませんでした」















男は何も言わなかった。




あっこが「爽・・・」と小さく呟いたのが聞こえた。





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