幼なじみな僕ら。




私は、あっこに近寄る。


爽とハルも顔を近づけた。


隙間もないくらいに、四人の顔が近づく。



これも、昔から。

四人で秘密話をする時、私達は必ず、お互いの顔をぎりぎりまで近づける。




「聞きたい??」



あっこが、嬉しそうな顔をしてもったいぶった。



「えー?!聞きたい!!聞きたい!!」


「同感」




私とハルははしゃぐけれど、爽は何も言わない。




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