幼なじみな僕ら。











実羽が、俺を振り返った。




実羽の額には、あの時と同じように、
うっすらと汗が滲んでいた。








「・・・なぁに??ハル」




「・・・俺さ、分かってんだ。

お前が爽のこと、
あきらめようとしても・・・





あきらめきれてないこと」










実羽が、黙り込む。


俺は、話を続けた。





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