幼なじみな僕ら。











ずっとずっと、好きだった。






ずっとずっと実羽だけを想ってた。







でも、実羽は爽が好きだって知っていたから。







自分を、前に出せずにいた。







ずっとずっと・・・叶わない想いだと思ってた。











「実羽・・・」













実羽を抱きしめる腕に、力を加える。


実羽が、嬉しそうに笑ったような、気がした。





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