幼なじみな僕ら。
「おいおい、鳴海ー??
逃げてったかとおもったら、
女とイチャイチャしてんのかよー??」
声がして。
あたしは、声がした方向を見た。
そこにいたのは・・・3人の不良。
ひよこみたいな頭をして、腕にはバットが握られている。
「なっさけないねー、そのカッコウ」
真ん中にいた、
目の釣りあがった男がにっと笑う。
なんだか寒気がして。
あたしは身震いをした。
先輩が、自分の力で上半身だけ起き上がらせる。
それから、ふっと笑った。
冷酷な、笑み。