幼なじみな僕ら。












あたしの低い声に、相手が体を強張らせた。






手首をぶらぶらと揺する。






・・・久しぶりだなー、この感覚。

中学の時、
爽のケンカに殴りこみに行った以来かなぁ。







体が熱くなる。

懐かしくて、結構心地いい感覚。










「大人数じゃねぇと、

たった1人も倒せねぇヤツが、いっぱしの口、


聞いてんじゃねぇよ」










相手を睨みつける。



相手はびっくりしたのか、少し退散した。


退散してから我にかえったのか。




叫び声を張り上げた。








< 316 / 421 >

この作品をシェア

pagetop