幼なじみな僕ら。
4 side→鳴海
俺は、目を開けた。
開けた瞬間、目に飛び込んできたのは、
知らない天井。
見たこともない、クリーム色の天井。
頭がズキズキと痛む。
それから、体も。
重くて痛くて、動かすのが億劫になるくらい。
どうやら、俺は布団の中にいるらしい。
布団の中は少し、暑いくらいだった。
ドアの開く音がして。
俺は、その方向を見た。
頭は動かす気になれず、視線だけで。
「あ、起きてたんですか、先輩」
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