幼なじみな僕ら。
オレはふっと、笑う。
実羽はオレの部屋の中に入ってきた。
もうすぐ昼飯の時間。
太陽は頭上高く昇っている。
「まぁ、オレ・・・お前らみたいに頭良くないしね」
「この間のテスト、下から5番目だったよねー」
笑顔で言う、実羽。
・・・うぅっ!!(グサッ)
いつもはかなり人に気を使う奴だけど。
鈍感すぎて時々、笑顔で平気でそんなことを言う。
「どーせオレは、学年2番のお前とは違いますよー・・・」
実羽は照れたように笑った。
・・・そう。
天然で鈍感な実羽だけど、
学校での成績は恐ろしいほどに良い。