幼なじみな僕ら。












亜子が、
俺のことを好いているのはうすうす、気づいていた。








知ってる。



俺が手を伸ばせば。





亜子は直ぐに、俺のものになる。


俺は亜子を誰にも渡したくない。






そうだ。

誰にも、譲れない。








・・・・・でも。











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