幼なじみな僕ら。







先輩に名前を呼ばれて・・・あたしはとろけそうになった。





やばい!!
嬉しすぎる!!


名前、覚えてもらっちゃった!!



しかも、亜子ちゃんって!!!





「ここさ、コワいっしょ??三年の先輩達の目とか」




そう言われてあたしはようやく、現実の世界に戻った。

それから、辺りを見回す。




先輩達の視線が、あたし達を取り囲んでいた。




・・・特に鳴海先輩には、異様なくらいに視線が集まってる。




・・・??ってか!!







「恐いです・・・」









あたしは引きつった笑みで、正直に答えた。


先輩がまた、あたしの顔を見て笑った。




< 55 / 421 >

この作品をシェア

pagetop