SWEET★CAKE


「・・山本さん、本当にちゃんと一樹を見てたの?」


「えっ?」


「一樹の目とか、ケーキ作ってるときの表情とか、冷たかったの知ってる?」

私は言ったらいけないかなと思いつつ、つぶやくように言った。


「・・・。」


「山本さんがどんな想いで一樹を見てきたのかは、私はわからない。けど、一樹に対する気持ちは誰にも負けない!」


「・・・っ、私は・・!」


「はい、そこまで。」


え?


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