SWEET★CAKE

決断



「愛香、今日俺ん家来て。」


「へ?!」


それは、あまりにも突然だった。


「いいけど、どうしたの?」


そう言うと、一樹は笑って私の髪をくしゃっとした。


そのとき、私は見逃さなかった。


一樹の悲しそうな笑顔。


今日こそ、追い詰めてでも一樹の悩みを聞こう。


そう思っていた。


一樹から話があるとは知らずに。





< 195 / 295 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop