SWEET★CAKE
「一樹、大丈夫?」
「・・・」
今ベンチで休憩中。
なぜって?
それは・・・私がコーヒーカップを回しすぎたから。
「どうやったら、あんなに速く回せんの?」
怒ってる。
めっちゃ怒ってる。
「ごめんなさい・・」
「いいよ」
「へっ?」
「その代わり・・」
「その代わり?」
「今からは、俺が乗りたいやつ乗るから。拒否権なし?」
そんなのでいいの?
「わかった!じゃあ乗ろう!」
この時、私は気づかなかった。
一樹が悪魔の微笑みをしていたことに・・