SWEET★CAKE
「えぇっと・・」
「秘密の話さ」
一樹パパが助けてくれた。
「そう」
一樹はちょっと不機嫌に。
それから、たくさんの話をした。
一樹が留学しても家に来てねって言われたときは、嬉しくて涙が出た。
「じゃあ俺たち行くな」
「そうか・・まあ頑張りなさい」
「頑張らなくても楽勝さ」
「?」
さっきから何の話してるんだろう。
「愛香、行くぞ」
「え?」
腕を引っ張られ、部屋を出ていく。
その様子を見守る、一樹ママパパの表情はとてもあたたかかった。