SWEET★CAKE


「俺の気持ち」


一樹はフォークを取り出して、私に食べさせてくれた。


「どう?」


「おいしい・・」


一樹の気持ちが詰まったケーキ。


今までで一番甘くて、一番幸せなケーキ。


「フランス行っても・・俺は愛香だけだから。わがままだけど、待ってて欲しい。前も言ったけど・・戻ってきたらもう1回告白するから。その時は覚悟しろよ?」


はい、もちろんです。


私はもう覚悟できてるよ。



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