SWEET★CAKE
「家に寄っていかない?」
一樹ママの誘いで、今一樹の家にいる。
「愛香ちゃん・・ごめんなさいね」
「気にしないでくださいっ。私なら大丈夫です!一樹のこと信じてますから」
一樹ママが心配してくれてたこと、逆に情けなかった。
迷惑かけちゃダメ。
頑張るって決めたんだから。
それから、たわいない話をした。
「もうそろそろ帰ります。あの、一樹の部屋に行っていいですか?」
「もちろんよ。ゆっくりして行ってね」
なんとなく、なんとなく一樹の部屋に行きたかった。