SWEET★CAKE
『当たり前だ。愛香は俺のもの』
「うん」
『愛香が俺のこと好きじゃなくても、絶対好きにさせるから』
「うん」
『愛香、頑張ろうな?』
「うん!」
私は電話を切った。
大丈夫。
一樹が自分の道に進んでいるように、私も自分の道を歩んで行こう。
今は別々の道を歩む。
けど6年後には、別々の道だったのが1つの道になるの。
そこでは、手を広げて一樹が待ってる。
頑張ろう、私は1人じゃない。
私は一樹の家を後にした。
一樹からもらったネックレスが、キラキラ輝いていた。