恐怖話




「無事かッ?!!!!!!!」



ドアを蹴破り、なだれ込むようにして家に入った。



奈美恵たちは襲われた訳でもなく、ゲームをしていただけなのだった。




「どうしたの?!!」



汗ぐっしょりの僕を見て、奈美恵がとんできた。



「はい.タオル」



隆之が僕にタオルを頭にかけた。



「ありがと..」



あれは幻か..??
でも確かに...入ったような...あれは..いったい...


僕は頭にかかったタオルで顔を強くこすった。



しっかりしろ!!
最近疲れているんだ..
今日ははやく寝よう..




そう思って、顔からタオルを手放した...





「ギャアァァアア!!!!!」




奈美恵と隆之の真後ろにあの男が立っていた。



僕の悲鳴に合わせて、


ビクッ..ビクッ..!!!
グギャァギギャギャギヤ!!バキバキバキバキバキ!!!!



男の体の間接という間接が不自然な方向に曲がりまくってビクッビクッっと
ケイレンした。




「大丈夫?!!!!!!!」

「パパ?!!!」



奈美恵の顔がその男を遮った。



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