恐怖話



「……501…」

「えっ?」

突然おばさんが答えたのでびっくりした。


「ちょうど私たちの部屋の真下の部屋ですね」

あずさはおばさんを真っすぐ見据えて言った。



「そう…そしてここにいる人たちは401 301 201 101 の部屋の方たち…私が501の部屋よ…」


「……なんで…」


「焦げくさい臭いと煙りのなか黒焦げ人間が畳をはいずりながら来たんでしょ」

おばさんの言葉に驚いた。

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