恐怖話






葬儀が終わってから僕は体験したすべてを叔母さんに話した。





叔母さんはびっくりして終始固まっていた。











叔母さんの話しによればお爺さんは昔、第6軍隊の司令官だったらしく戦争に敗北した日本は捕まって捕虜にされるくらいなら死を選べと命令をだしたらしい。

その命令を第6軍隊に実行させたのがお爺さんだったのだ。





お爺さんは最後まで第6軍隊を思い、みかん畑にかくまっていたのだが政府に見つかってしまい、お爺さんが留守の間に殉死を強いられたそうだ……







お爺さんが帰宅すると全員がみかん畑で倒れていたそうだ。











お爺さんは、みかんの木をすべて切りさり代わりに薔薇を植えた。







その薔薇の下には今でも第6軍隊が眠っているらしい。




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