恐怖話
「ちゃんと思い出せてないと思う」
姉はため息をつきました。
「なんだよ」
「自分で考えれば〜」
僕は車の中で寝そべりながら考えました。
....約束............
..........なんだ..??..
そんな事を考えてウトウトいるうちに家につきました。
用をたすためトイレの戸を開けた瞬間、おばぁちゃんが無表情で立っていました。
「うわぁあぁぁあぁ!!!!!!」
『か....かわ.....』
おばぁちゃんはそれだけ言うと消えてしまいました。
急いで母のいる台所の戸を開けました。
「わぁあぁぁあああ!!!........おばぁちゃん!!!!!!!!」
『か........わ...で.』
川で?!!!!!
もしかして川で一緒に釣りをしようって事か...?!
昔よくしたものだったっけ………
「ごめんよ!!!!!!僕、釣りセットもう無いんだ!!!」
僕は逃げ出して、父のいる部屋へと駆け込んだ。
戸を開けた瞬間、またもやおばぁちゃんが無表情で立っていました。
「ぎゃあぁぁああ!!!!」
『…か…わ……で…』
その時初めておばぁちゃんの言葉に耳を傾けた僕は、おばぁちゃんが何を言ってるのかがハッキリ聞こえました。
『川で』ではなく………
『…変わって……』
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