恐怖話
当日私の家ではインコをかっていました。
雛から育ててきたのでそれなりに愛着もありペットとしてではなく、家族として大切な存在でした。
ところが最近、近所に引っ越してきた田中さんが猫を拾ってきました。
段ボールに詰められて雨に濡れて震えていたところを保護しているうちに愛着がわき、飼うことにしたらしいのです。
猫を保護した田中さんの娘さんは一週間前、私と同じクラスになったばっかりでした。
由利というその子はとてもおとなしく物静かな子で、同じクラスになって、一週間も経つのにまだ誰とも口を聞いていませんでした。
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