つらら飴
「おはよ」
「うん、おはよ、調子は?」
「最悪」
「その格好見たらそんな感じね」
「わかる?」
「そりゃね。昨日は何してたの?一日中泣き崩れてた?」
「いや・・・・雪達磨作って、つらら舐めてた」
「・・・・何か、大変だったみたいね・・・でも雪達磨はまだしも、つらら舐めるのは汚いから止めた方がいいかも。子供じゃあないんだから」
「でも、子供の頃なめなかった?」
「そりゃ、したけどね・・・だけど、大人はしちゃだめよ」
「そーかな?」
「そ。だって大人にはシャーベットがあるんだもの。わざわざ、つららを舐めなくてもいいでしょ?」
「アイスもチョコもあるしね」
「ブランデーかかってるやつをね」
「冬だけど食べに行く?」
「賛成」
多少は晴れ間が刺す気配。
御菓子の力は絶大ね。
冬道歩く私の心。
信号点滅小走りブーツ。
転ばなければ良い事起きれ。
人ごみ交差横断歩道。
子供の手を取る母親通る。
すれ違いに子供の手見る。
雪玉丸めて持ち歩く。
そうだ。
私も雪玉作ろう。
固く握って光沢乗せて。
泥入り石入り攻撃的に。
厳選二つの玉持って。
彼女共々ぶつけてやるわ。
その日までは楽しくしてたら?
私はじっくり機会を待つから。
今はまだ冬、冷える風。
揺れる睫毛と戯れる。
胸に残した雪達磨。
あなたを想う雪達磨。
早く融かしてくれますように。
早く春風舞ってこい。
吹けばいつでも四月風。
季節無視して春が来る。
でもそれまでは。
つららを舐めて待機する。
雪玉握って待機する。
雪達磨も作っておこうか。
雪玉ぶつける練習台としてね。
何体作れば春が来る?
達磨増えれば胸冷える。
でも。
凍える冬には慣れるかもね。
「パフェも食べる?」
「勿論。花火のついたやつね」
「うん、おはよ、調子は?」
「最悪」
「その格好見たらそんな感じね」
「わかる?」
「そりゃね。昨日は何してたの?一日中泣き崩れてた?」
「いや・・・・雪達磨作って、つらら舐めてた」
「・・・・何か、大変だったみたいね・・・でも雪達磨はまだしも、つらら舐めるのは汚いから止めた方がいいかも。子供じゃあないんだから」
「でも、子供の頃なめなかった?」
「そりゃ、したけどね・・・だけど、大人はしちゃだめよ」
「そーかな?」
「そ。だって大人にはシャーベットがあるんだもの。わざわざ、つららを舐めなくてもいいでしょ?」
「アイスもチョコもあるしね」
「ブランデーかかってるやつをね」
「冬だけど食べに行く?」
「賛成」
多少は晴れ間が刺す気配。
御菓子の力は絶大ね。
冬道歩く私の心。
信号点滅小走りブーツ。
転ばなければ良い事起きれ。
人ごみ交差横断歩道。
子供の手を取る母親通る。
すれ違いに子供の手見る。
雪玉丸めて持ち歩く。
そうだ。
私も雪玉作ろう。
固く握って光沢乗せて。
泥入り石入り攻撃的に。
厳選二つの玉持って。
彼女共々ぶつけてやるわ。
その日までは楽しくしてたら?
私はじっくり機会を待つから。
今はまだ冬、冷える風。
揺れる睫毛と戯れる。
胸に残した雪達磨。
あなたを想う雪達磨。
早く融かしてくれますように。
早く春風舞ってこい。
吹けばいつでも四月風。
季節無視して春が来る。
でもそれまでは。
つららを舐めて待機する。
雪玉握って待機する。
雪達磨も作っておこうか。
雪玉ぶつける練習台としてね。
何体作れば春が来る?
達磨増えれば胸冷える。
でも。
凍える冬には慣れるかもね。
「パフェも食べる?」
「勿論。花火のついたやつね」