コピー
つか、ベッドはどうするんだ?
まあ、それは普通に考えて僕が床で寝るんだろうな。
同じベッドで寝よう、などということはいくらなんでもないだろうな。
小川沙紀が口を開く。
「ベッドどうしようか。
あ、そうだ、同じベッ…」
あ―、あ―、聞こえない聞こえない
誘惑に負けてしまいそうだ。
押し入れっぽいところから掛け布団だけ取り出し(それしかなかった)、床に敷いておいた。
「今からどうする?
勉強…、は出来ないよね。
もっと色々話したいことがあるから、電気切ってお話ししない?」
僕がうなずくと、小川沙紀は枕元の機械をいじって、電気を消した。
そう言えば、入ったときは、どうしたんだっけ。
電気をつけた覚えはないが。
少し、自問自答して、自動で付いたのだろうと言う結論に至った。