伝えたい~心~
ガラガラ~

教室に戻ると

「美闌!!!」

麗の声がした。

私は微笑み「ごめんね?」と言った。

麗は「ううん。それより大丈夫?」

私は頷く。

「麗ちゃん?勝也は?」

だいたい分かる。

勝也は…

「女と帰ったでしょ?」

麗はびっくりしていたと同時に、その表情でそれが本当だと分かった。

―――――――――ッ

「麗…?」

麗は黙ったままだった…

けど口を開き悲しそうな目で話し始めた。

「私…
びっくりしたっ。勝也君があんな女好きなんて…
教室に女の子が来たの。
勝也君を呼びに…
勝也君は幼なじみの美闌を置いてその子と帰った。美闌が泣いてるのに…。」

「麗…」




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