伝えたい~心~
カラン~

「お~美蘭。」

「龍・・・。」

「なんかあったんだろ?」

「え・・・。」

「相談にのるよ。」

「あー。」

「龍、美蘭は聞かれるのあんま好きじゃねーじゃん。」

「知ってるよ。そんくらい。」

「だったら聞くなよ。」

「でも・・・。」

「美蘭、今は辛いこと忘れて遊ぼうぜ。」

「うん。零治(れいじ)、ありがとう。」

それから夕方まで仲間と騒いだ。

携帯にいろんな人から着信が入ってるとは知らずに・・・。

「そろそろ帰るか。」

「げっ!!もう5時かよ。俺バイトだわ。」

「俺もだよ。」

一緒に騒いでた仲間がバイトだと言って帰って行った。

龍が私のほうに来て

「美蘭も帰るだろ?」

「うん。」

「明日はみんな学校行くらしいから。」

「私も行くよ。」

「またなんかあったら集まろうぜ。」

「うん。ありがとう。」

「じゃあな。」

「うん。」

私は龍と別れて鞄に埋もれてた携帯をふと見た。

携帯を見た瞬間、目を疑った。

履歴が10件。

ほとんどが麗だった。

メールもきててびっくりした。
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