伝えたい～心～

勝也の過去

～勝也side～

俺は倉崎勝也。

女好きだとかいろいろな噂がたっている。

けど、本当は一途なんだ。

幼馴染の飯橋美蘭に思いを寄せている。

高校だってアメリカから一人帰国して美蘭が入学する高校に入ろうと思っていた。

それは親友である流亜から聞いた話だった。

流亜と俺は地元は同じだけど中学校は違う。

けど同中のほうがなにかと面倒なことはないからそうしてるだけだ。

本当は夜遊び仲間だった。

そんな仲間の流亜に俺がアメリカにいるときの美蘭の様子を聞いていた。

流亜と美蘭は実は知りあいだ。

だけど美蘭は忘れている。

記憶がない部分があるのだ。

そんな美蘭が好きな俺はどうすることもできない小心者だった。

けど女は寄ってくる。

しかたないから遊んだりしているけど、そんな俺を美蘭は軽蔑した目で見る。

いや、昔の自分と重ねているのかも。

美蘭も昔は男遊びがすごい女だった。

けど高校で会った美蘭は変わっていた。

遠い存在になったみたいで・・・。

けど俺はそんな美蘭と前みたいに接したくて友達の麗って子にアドレスを聞いた。

この子は俺のこと最悪みたいに思ってるみたいだけど・・・。

まあ女と帰ったとこを見られたからな・・・。





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表紙・目次

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