伝えたい~心~

神様のいたずら

「美闌に会いに♪」

衝撃発言をした勝也こと倉崎勝也(くらざきまさや)。

私の幼なじみだ。

「ていうのは冗談で~
美闌!!!マジ久々だな♪」

「……ッ」

「美闌?どした?」

ヤバい…

心臓が爆発する。

「おっおい、美闌!!!」

「美闌!!!」

勝也と麗が私の名前を呼ぶ。

でも私は教室から飛び出していた。

涙が止まらない。

I love youと言ってきた時点で頭に過った1人の名前…。

それは<勝也>を連想させる言葉だった。

カサッ

誰かが来た音がした。

「美闌ちゃん?」

泣いてるとこなんて見られたくない!!!

そう思ったが声に出していないから相手に分かるはずもない。









< 8 / 33 >

この作品をシェア

pagetop