年下彼女~先生と呼ばれる俺~



「じゃそろそろ車庫に戻ろうか!前まで行って~」



コースや路上を走ってた赤い車達がゾロゾロと車庫に戻ってくる。



車庫には次すぐ出来るようにバックで駐車するのが当たり前



彼女は当然まだ出来ないから



ハンドルを助手席から握ってバック駐車をした。



その時ちょうどチャイムが鳴った。



「はいお疲れさんでした」



教簿に今日の評価を書いていく俺。


今回は大目に見て補習無し…早めに進めた方がいいかな?



「今度はちゃんと予習しなさいよ~」



「私…一応ちゃんとしました~」



「はいはい(笑)」



俺の言葉にムキになる彼女をなだめる。


てか、一応ちゃんと‥ってどっちだよ!(笑)

って思ったけど…。



―ガチャッ


「次は10ページから15ページまでちゃんと予習しろよ!」


「は~い」



「お疲れさんでした♪」


―バタンッ




こうして彼女の二度めの教習が終わった。



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