年下彼女~先生と呼ばれる俺~
「――…おい!宮田!」
「んあ?」
声を掛けてきたのは同期の篠塚だった。
「んあ?って…何アホ面してんだよ(笑)」
「…………」
「あ、やっぱ変だわお前…」
声かけていきなり変呼ばわりはないだろ…
俺は今考え事してるのに…。
「何か用かぁ?」
すると、篠塚は時計を指した。
「用って…時計見てみ?」
俺は腕時計にちらっと目をやった。
と、同時に教官室から走り出した!!
「馬鹿!もっと早く言えよ!!」
「いってらー♪」
俺の背中に手を振る篠塚。
やべっ!過ぎてる!
俺は2階に駆け上がり、学科教室に急いだ。