年下彼女~先生と呼ばれる俺~

弱らせる病




――夏が過ぎ、少し涼しくなってきた季節が来た。



そんなある日、


「ゲホッゲホッ……!」



「おい大丈夫か~?」



朝から咳が止まらなかった俺。



一応風邪かもしれないからマスクをしていた。



けど朝よりひどい…


「ゲホッ…!」


「ちょ、おま…早退したら?こんな時期に悪化したらシャレになんねぇよ!主任には俺から言っとくから…」



「大丈夫だよ…余計な心配すんな…ゲホッ!ゲホッ!」



篠塚の好意を軽く除けた。


すると…



「篠塚君の言う通りにして大人しく帰りなよ!」


事務の吉開さんが教官室に入って来た。



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