続きは、社長室で。
星布に散りばめられた想いが集まり、ひとつに収まったよう。
様々な想いが駆け巡っているけれど・・・
「…愛、してるっ・・・」
それでも一番に伝えたいのは、この言葉。
「俺も、蘭を愛してるよ――」
「っ・・・」
あまりに広くて、温かくて、とても優しい、大好きな場所。
もう離れるコトのないように、ギュッと抱きついたままの私。
齎されたモノが、現実を変えるだけではなくて。
ブラックホールだった未来への指標を、ねじ伏せるモノだったから。
真っ先に飛び出たのは、これからも続く想いなの・・・
引き裂かれなかった想いは、頑丈な鎖へとカタチを変えていて。
導かれた貴方の光芒も、今ならハッキリした光の筋に見える。
すべての始まりは、貴方とともにこの世に生を受けたコト。
私たちは出会うべくして……、ううん・・・
柵を乗り越えて、愛し合うために生まれてきたの――