続きは、社長室で。
ずっと、ずっと・・・
苦しむだけでは、取るに足りなかった?
そんな私を嘲笑うだけでは、物足りなかった?
だから・・・・
婚約者という、最後の砦を隠していたの?
一番惨い仕打ちを、用意していたの――?
ねぇ…、拓海・・・・
乞うことはダメだと、分かっているけれど。
でもね…、もう耐えられないよ――
こんな、疑心暗鬼の状態なんて・・・
「…っく・・うぅ・・」
静かな空間に、空しい泣き声が響いていた。
これらを、止める術も。
自分の居場所も、見つけられずに・・・