ミリオンハート
悪魔の微笑み
私は分かった。
サードに抱き締められて、こんなに大切に思ってくれてる兄や友達が居る。
なら、このカースト制度を止めなければならない。
『ミリオンの力』を持つ、この私が。
進む足取りは恐怖と緊張の入り交じった
何とも言えない感覚のまま、進む。
手は、軽く汗ばんでいる。
さっき通ったベーシャの門をくぐり、バラモンの最上階まで行く。
(絶対、皆が平等でなければならない・・・)
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