ミリオンハート
*一章
ミリオンの力
『リトア・・・』
誰かが私を呼ぶ。
『リトア・・・』
優しい声で私を包む。
あれは・・・、
『・・・サード・・』
『リトア・・?』
私の目の前には
何時も隣に居てくれる
愛しい人。
サード。
あぁ、もう朝焼けの見える
この時間。
私には
何を言っても思い出す事が出来ない事がある。
何を忘れたのだろうか。
それさえも・・・。
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