KIOKUのむこう
夏休み

睡魔VS掃除機

『ミーンミーン・・・・―』

只今時刻は午前9時
夏休みだから学校はない。

『ぶぉぉぉぉぉん・・・―』

今日もあの嫌な音がしてきた。
最大の敵

掃除機


【ほぉーら!いつまで寝てるの・・!!】

きた。

お母さんが今日もまた掃除機と共に私を起こしにきた。

【なんでぇ・・・まだ9時じゃんかぁ・・ねむ・・い・・・Zz】

夏休みなのになんで9時に起きなくてはならないのか
わたしにはわからない。

【早く起きなさいよねぇ。】
そうぶつぶつ言いいながら
今日も掃除機をかけはじめた。

結局もう寝る気にはなれず
しぶしぶ起きる私。

【いまならもれなく、パジャマ下まで持っていくサービス中でーす!】
「え ちょっとまってよぉー!!!」
私の部屋は3階。
脱着所は2階。
クーラーが聞いてるこの部屋から出るなんて・・・

絶対に嫌!!

だから私はいつもこの誘惑に負けてしまう。
< 1 / 7 >

この作品をシェア

pagetop