甘い杏が奴に食べられる!?
「起き上がれる?」


心配そうに杏は聞く。


「…一応」


結構無理矢理起き上がる。


「食べれる?」


俺は頷く。


杏はなんか軽く赤くなってた。


「あ~ん」


杏は俺にお粥をのっけたスプーンを俺に差し出してきた。


もちろん食べた。


「おいしぃ?」



杏は不安そうに聞く。
「…うまい」


「良かったぁ。はいっ食べて!」


俺に器を渡して、杏は薬の準備をはじめていた。


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