妹という名の恋人
第一章
俺、小川タケル。



最近高校を卒業して、地元の工場で働きだした。



実家住まいの俺は相変わらず親のすねをかじりまくる日々。





そんな俺が心に秘めていることは…妹のマナミのこと。

俺の気持ちは誰にも言えずにいる。

こんな気持ちを持っていることを誰かに知られたら、みんな俺を軽蔑して笑うだろう。

後ろ指さされたり、家族にも笑われるかもしれない。

だから、俺の気持ちは俺の胸に眠ったまま。

一生この気持ちを誰かに教える気はないし、心の扉を開く鍵を見つける気も探してもらう気もサラサラない…。
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