愛しキミへ、この歌を

今日も明日配られるであろうプリントの作成をするため、一人教室に来たのだった。


こんなに学級委員が大変だとは思わなかった。
目の前にある、プリントの量を見て思わずため息が漏れる。


プリントの作成といっても誰でもできるような簡単なものだが、休みの日にわざわざ呼び出されてはたまったものではない。

自然に汗が噴き出す。
前髪が顔に張り付き、汗を吸ったシャツが体にまとわりついた。
その不快感が俺をさらにイラだたせる。

窓際の席を陣取り、そこにドカッと座った。

「あつい…」


たまらず窓をあける。
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