誰かが奏でる旋律(ストーリー)【短編集】
春の暖かい風に煽られながら


私はその人の独り言を聞いて


その人が想っている誰かを想像していました。


春が終わる度にその人は失恋したようですが


その度に私の側で散々泣いて、吐いて


そして、笑顔になって立ち直りました。


結局、その後はどうなったかはわかりませんが


あの変わらない想いは


清らかで真っ直ぐ想いは、いつまでも失くならないことでしょう

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