誰かが奏でる旋律(ストーリー)【短編集】
 車を飛ばして、アイツが最後に言った場所へと俺は向かった。


「くそ! ワケわかんねぇ! 何やってんだよ、アイツは!」


 苛立ちながら、俺は車のギアをトップにもっていく。

 体にスピード感を感じても、気持ちは焦るばかりだ。

 俺は、全身にGを感じながら………昔を思い出した。

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