悲恋‐幼い恋‐


しばしの沈黙、、。

「なぁ、瑠実…」

先に弘樹が口を開いた。

「俺も、つらいんだ…
俺にはイタ電かかってこないけど、瞭を突き飛ばしたのは俺だし…。

それなのに瑠実は自分が悪い、って責めてるし…
瑠実のことだから元はと言えばあたしが悪いって責めるんだろ??」

お前ネガティブだしな、って笑って付け足した。
「でも俺からすれば全部俺が悪い!!」

弘樹はそう言い切った。
でも、と話しを繋げる。「瞭のやつも相当悪い!!……だからこの事に関しては、瑠実は悪くねぇよ!!」



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