悲恋‐幼い恋‐


「謝りたくて。レイプのこと。」


………………………………………………………………………………………………………は?



今、なんて言った……?



「なんて、言った……?」


震える声をふり絞って出した。


「だから、悪かった。
すまない。許してくれ」


………………………………………………………………ばっかじゃないの?


「………ふざけんなよ」

弘樹の低く感情のこもってない声。
それが妙に怖かった。








「ふざけんなよ!!!!!!!!それで許されると思ってんのかよ!!

お前瑠実の気持ち考えたことあんのか!!!!??

そんなんで許せるわけねぇだろ!!!!」






弘樹の大声で、野次馬が出来てた。

看護士がすぐに駆け付けてきた。


「何してるんですか!!?ここは病院ですよ???!
ほかの患者さんに迷惑がかかります!!!

心臓病の方だっているんです!!!」



………うるさい。






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