悲恋‐幼い恋‐


「おはよ……」

やっと出た言葉はこれだった。



「あ、おはよ………」

弘樹も目を泳がしてる。


当たり前かな…。


「元気か……?」

弘樹が口を開いた。

「元気だよ…」


嘘はついてないよね!!?

体調良いし!!
精神的にはボロボロだけど…。


「そっか…」

結局、目を一度も合わせないまま学校へついた。


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