悲恋‐幼い恋‐
――あたし、ただいま午後の授業をサボり中。
屋上はがらーんとしてて、あたしだけ。
一人寂しいから、6時間目からは由姫を呼ぼうかな?
そう思い、メールで誘ったのに―…。
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あたしじゃなくて
ほんとに一緒に
いたい人を呼びな♪
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………だって。
いや、あたしが一緒にいたい人なんて一人しかいないけど……。
……でも、無理じゃん?
そのとき、屋上の扉が開いた。