悲恋‐幼い恋‐


有り得ないよ!!
あたしが弘樹を嫌いになんかなるわけない。

嫌いになんか、なれない…。


「そうでしょう?
瑠実ちゃんも、弘樹と同じ気持ちなのよ。

だから、弘樹は瑠実ちゃんを嫌いになったりしない。

あなたは、愛されてたわ………。」






























おばさんの言葉が、乾いたあたしの心に染みる。

スポンジみたいに吸い込んで、あたしの心に溶け込んだ。





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