悲恋‐幼い恋‐


弘樹のとこに行く……。

「あははっ何言ってんの?由姫ってば
ほんとおかしいっ!!」

「なっ……!?」

「帰って」

由姫は後退りした。
瑠実の声と、顔が
あまりにも恐ろしかったから…。



「帰ってよぉ!!!!!帰ってぇ!!」


瑠実は感情をあらわにした。
由姫はなにも言うことが出来なくて……

瑠実に従った。


「瑠実……
明日、来る??
辛いなら来なくても
いいからね??」


……ッ
明日……、
明日行けば、瞭良くんに会わなきゃ行けない。


「来なくてもいいから。でも、わたしは待ってるから……」




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