悲恋‐幼い恋‐



「瞭良くんはなんであたしをレイプしたの??」



「は…??」


瞭良くんの素頓狂のような声を聞くと、
あたしがこんなこと聞くなんて、思いも寄らなかったみたいだ。




「お前、馬鹿なの??
普通そんなこと聞くか??」



「き、聞きたくて…」

今になって後悔が襲う。…聞かなきゃ良かった…。


「別に、意味なんて無い。お前がムカついたから。それだけ」



な……

信じられない……

「ムカついたらレイプしていいと思ってんの!!??」

つい声を荒上げた。


だって…許せない
こいつ女をなんだと思ってんの??



「知るかよ
どうせ、女なんか結局男を裏切るくせに…」





「なっ……」



こいつ、腐ってんの??



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