真夏の深海魚
外はまだ暑かった。
なんだか狂ったような暑さだ。
もう日が暮れかかっているというのに、太陽は自らの放熱の力を一向にゆるめる気配がない。
その体が地平線の下に完全に隠れてしまうまで、この暑さは続くのだろうか。
あるいは、姿を消した後もなお、地面に焼き付けたその存在を主張し続けるのだろうか。
< 18 / 18 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop